ケニアの未来について
ケニアの未来のこれまでの歩み
設立者・橋場美奈のプロフィール
英大学院を卒業後、タンザニア協力隊員、アフリカ日本協議会スタッフ、アフリカ地域開発市民の会のケニア事務所調整員などを経て、2010年独立行政法人国際協力機構(JICA)の少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。
ここでケニアの少年司法分野の問題と出会い、非行少年たちの社会内処遇を実現するために、また非行・犯罪を防止するために、地域社会での子どもの保護活動、非行少年への更生保護活動の充実化を図ることが重要と考えるようになる。
2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。
ケニアの未来・設立趣旨
ケニアでは近年インフラの整備や活発な民間投資が進んでいるが、その一方で開発の波にのることができない貧困層は多く、特に若年者の失業率は深刻である。根深い貧困問題がある中で、特に人生に目的が持てない子どもや青年が、様々な反社会的活動を行い、それが地域、ひいては国全体の不安定な治安、例えば若者によるテロの実行、学生の過激化などにつながる状況も生まれている。
前身の任意団体ケニアの未来プロジェクトでは、ケニアの保護観察局と共同で日本由来の制度である保護司の育成を通じて地域社会で少年の更生を図り、非行を予防することを目指し、保護司の選出と研修を実施した。また矯正施設から一般社会に戻った後に少年が再犯することなく社会・学校生活に戻れるように少年院出身者の少年への支援も実施した。
特定非営利活動法人ケニアの未来では、更に活動を発展させ、親や学校を含めた地域社会での様々な関係者が協力して子どもを守る力を養う活動を実施していきたい。また、ケニアにおける開発援助協力の恩恵からとりこぼれ、社会的に弱い立場にある子ども、青年、女性に対する個別の支援もケースに応じて実施したい。
また児童虐待や育児放棄など、子どもの問題は日本でも年々深刻化しているように見受けられる。現代社会で普遍的にみられるこれらの問題について、ケニアの子どもたちの状況を知り、共に考えていく活動を日本においても実施していきたい。
地域社会での子どもの健全育成は多くの関係者の関与が必要であるため、このような活動をより安定した形態で長期的に実施するために、ここに新しい特定非営利活動法人を設立する。
SDGs 私たちの活動と関連するゴール
ケニアの未来は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
理事・監事一覧
代表理事・事務局長 | 田中友紀 |
副代表理事・ケニア事業担当 | 橋場美奈 |
理事 | 今福章二 |
理事 | 小貫松江 |
理事 | 榮 隆男 |
理事 | 橋本 昇 |
理事 | 横田雅史 |
監事 | 永岡典子 |