新型コロナウィルス感染予防~ナイロビ首都圏で緊急支援(→目標額達成しました!)

目標金額170,000円を達成しました!

2020/5/29時点で、12名の方より、計173,000円のご寄付をいただきました。
ご支援いただいた皆さま、ご関心をお寄せいただいた皆さま、本当にありがとうございました!

新型コロナウィルスパンデミックが世界を揺るがしていますが、3月中旬、ケニアでもその脅威は始まり
ました。
3月下旬より、夜間外出禁止。4月上旬より、都市封鎖でナイロビ首都圏は閉ざされました。長引く外出禁止や都市封鎖。
今ナイロビの人たちは、人口密度が低く、感染の脅威が少ない田舎の実家にも帰ることもできません。
食料品の値段が上がっています。ナイロビで仮住まい、家賃も払わなければなりません。

また、日雇いの仕事がなくなる中、STAY HOMEのストレスから家庭内暴力の件数も増えています。子どもたちはいつも暴力から深い傷を負います。

ケニアの未来で通常行っている地域のボランティアや保護司の育成研修が、集会の禁止や公務員の出張禁止令の影響からできず、現在ケニアでの事業資金は止まっています。

その中で、皆様からこれまでいただいた寄付の一部で、この5月2日から、ナイロビ首都圏内のムロロンゴというスラムで、貧困家庭の訪問をしながら、それぞれの状況を確認し、感染予防のための衛生指導をしています。
ムロロンゴは、ナイロビの大規模なインフォーマル居住地区と異なり、外国からの支援は入りにくい場所です。

近年人口が増えている新しい居住地区で、劣悪な住環境で多くの人が暮らしていることはあまり外の人たちからは知られていません。
しかし、現実的には新型コロナウィルス流行の影響が人々の生活を直撃しています。

ケニアの未来では、マスク・石鹸を各家庭に配りながら、それを用いて情報提供をし、それぞれの家庭で適切な感染予防ができるように活動しています。

HIV陽性者や病気の人がいる家庭には流水が使えるように手洗い器を。

またシングルマザーの中でも日雇いの職すらも完全に失っている家庭、物乞いに陥る寸前の家庭に限り、食料の支援も行っています。
福祉の支援が届かない家庭の子どもたちが何日も食べることができないような状況を避けたい。外出ができず、学校も閉鎖される中、行き場を失っている子どもたちが暴力にさらされる、衛生環境の悪い中でさらなる感染の追い打ちを受ける。

そのような状況を防ぎたい。

そんな思いで、ケニア事業担当の橋場美奈自ら、ケニア人ボランティアと共に家庭を訪問しています。

こちらの活動は、全てケニアの未来へのご寄付で行います。
ムロロンゴ地区の最も貧しい家庭200世帯に情報と衛生指導を届けることを目標としています。

一世帯当たりの支援に必要な金額:
-全世帯向け-
石鹸150円
マスク70円
資料180円
——
-必要に応じて-
手洗い器 400円
食料(約1~2週間分)700円
——
調整経費、通信費、移動費等 24,000円

目標金額は170,000円です。

大々的な食料配給や衛生環境の整備はできません。
食料に関しては、「私たちは、本当に必要な家庭をIdentify(確認)するところから始めよう。差別化しないバラマキはよくない。」とケニア人ボランティアとも話しています。

まずは感染予防に必要な行動変容を促すこと。

適切な感染予防を、「知る」だけはなく、「行える」ようになることを重視しています。

それぞれの子どもの状況、家庭の状況は異なります。

それぞれの問題に対してできる範囲での福祉支援を緊急で行います。

日々の活動報告や人々の生活ぶり、子どもたちの様子など、InstagramFACEBOOKに投稿しています。そちらもご覧ください。

皆さんのご協力を、よろしくお願いいたします!

橋場 美奈

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