ジェイムス・ピーターさん
「サッカーで生計を立てていきたい。将来は自分も子どもの支援をしたい!」

まず自己紹介をお願いします。
―私の名前はジェームズ・ピーターです。現在16歳で、高校三年生です。好きなことはサッカーをすることです。2020年3月に父を亡くし、母と1人の身体障害児を含む兄弟4人の合計5人で暮らしています。母が露店で商売をして生活費を賄っています。

ケニアの未来からの支援の前と後で何か変わったことはありますか。
―父が他界してから支援を受けるまでは、精神的負担の大きい生活でした。授業料が払えず、学校から追い返されていて、家族を支えるために学校をやめて働くことをずっと考えていました。しかし、ケニアの未来の支援を受けるようになってからは、授業料を払えるようになったうえに制服も買えるため、生活状況が改善し学業に専念することが出来るようになりました。

将来のことはどのように考えていますか。

―高校卒業時の試験が迫っているため、苦手分野と得意分野に分けて勉強を進めています。英語とキリスト教養学(C.R.E)が得意です。短期的な目標としては、コンピューターパッケージについて学ぶことです。知り合いがICT系の店を持っているので、そこで働くことでコンピューターについての知識と経験を積みたいと思っています。長期的には、サッカーで生計を立てていくことが出来ればいいなと思っています。ケニアの未来から支援を受けるようになってからは、自分も将来子どもの支援をしたいと思うようになりました。そこで、自分の好きなサッカーを通じて子どもの支援をすることを考えています。例えば、サッカーに興味のある子どもにサッカー場を紹介したり、サッカーチームを紹介したりすることで子どもたちの選択肢を広げたいです。このように、生活状況の向上だけではなく、今度は自分が子どもを支援する立場になることで社会に還元したいという夢を与えてくれたケニアの未来にはとても感謝しています。