ケニアでは新型コロナの感染者数は7,000人程度に留まっているものの、依然ピークは迎えておらず、検査費用・治療費を払えないことや院内感染のリスクから体調が悪くても検査を受けられない人やロックダウンの影響により仕事を失っている人も多い。 そのような状況の中で「特定非営利活動法人ケニアの未来」の橋場美奈(ケニア在住)は、ナイロビ首都圏内のスラムで新型コロナ感染予防のための家庭訪問を行い、その様子は、N H Kニュース7や、B S国際報道でも取り上げられた。https://kenyanomirai.org/news-nhk200618/ 今回のZoomセッションでは、橋場よりインフォーマルセトルメントの250世帯を訪問して見えてきた超ミクロなケニア人の家族、結婚、病気、怪我、教育、助け合い、仕事の話をケニアから直接お伝えします! ・ケニア人はどう新型コロナの感染拡大に対応しようとしているのか。・家庭の問題や子どもたちの問題。・新型コロナ感染予防活動、実際には何をしたのか。・新型コロナ、知ってはいるけど、予防の実践は?・圧倒的な情報ソースは○○・どこかで聞いたことがある?Corona inaua.・コロナははっきりいって関係なし!社会的脆弱性・コロナ禍でどうなってる?みんなの仕事。・危険すぎる住み家・インフォーマルセトルメントにおける豊かさの象徴・ケニア人シングルマザーの教育観・あなたはいくつ? Ninakaa na mzee….・大切なID・助け合いか依存か などなど、直接家庭訪問を行ったからこそ見えてきたリアルな状況を、「ケニアの未来」のこれからの取り組みと合わせてお話しします。 ぜひご参加お待ちしております! ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【日時】2020年7月16日(木) 開場(配信開始)19:20・19:30~21:00 Zoomセッション・21:00~21:30交流会(任意参加)【場所】オンライン(Zoomによる開催)・7月15日(水)までに下記フォームで参加登録いただいた方に、イベント当日13:00pmまでに「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。【定員】50名【料金】無料【事前申込み】http://ptix.at/6bL7Be ┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◆ 橋場美奈(はしば みな)特活ケニアの未来設立者。英大学院を卒業後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア事務所調整員などを経て、2010年、JICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの子ども、非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ◆ モデレーター:岸卓巨(きし たくみ)一般社団法人アフリカクエスト理事 A-GOALプロジェクト代表大学時代に「世界一幸せな国」バヌアツ共和国で村人を対象としたサッカーイベントを主催。「経済的な豊かさ」と「心の豊かさ」の関係性に興味を持ち、開発途上国での活動を始める。2011年より青年海外協力隊としてケニアで活動。現在は、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)にてTOKYO2020に向けたレガシープロジェクトを実施しながら、NPOサロン2002の事務局長として国境や性別、年齢などの差を超えた「スポーツを通した“ゆたかなくらし”」づくりに従事している。2020年5月よりアフリカ現地の地域スポーツクラブをハブに食糧支援・感染症予防支援を行う「A-GOALプロジェクト」を立ち上げ、ケニア・ナイジェリア・マラウイに活動を展開している。 ※A-GOALプロジェクトの詳細は下記よりご覧ください。https://afri-quest.com/archives/22546?fbclid=IwAR2O9qwQjaA2IIGtd_lpQVYGmhwAR5nxllsPBkfz-ozQGB3CYuaprI_sLwg ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.イベント内容 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【Zoomセッション】新型コロナ感染予防活動で出会ったケニア人たち~コロナ禍を生きる~ 【スケジュール】19:20~:開場・Zoomの使用方法などについて説明19:30~19:40 趣旨の説明19:40~20:10 橋場からのトーク20:10~20:20 モデレーター活動紹介20:20~21:00 クロストーク・質疑応答21:00~21:30 交流会(任意参加)21:30…
2020/6/10「NHKニュース7」と2020/6/11「NHK BS国際報道」にて、橋場がケニアのスラムで実施している新型コロナ感染予防活動を紹介いただきました!オンラインインタビューも放送されました。ご覧いただきました皆さま、ありがとうございました。
「私たちの活動」ページの庭野平和財団助成「ケニアの地域社会の保護司による少年・青年の更生支援事業」を更新しました。ぜひチェックしてみてください。 https://kenyanomirai.org/niwano2017/
6/1付、「南アフリカ コロナ制限大幅緩和も冬到来でこれからピーク予測」の中で、ケニアのスラムで感染予防活動を続ける橋場から、現状についてコメントが掲載されています。ぜひ、お読みください。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200601/k10012454121000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_005
目標金額170,000円を達成しました! 2020/5/29時点で、12名の方より、計173,000円のご寄付をいただきました。ご支援いただいた皆さま、ご関心をお寄せいただいた皆さま、本当にありがとうございました!新型コロナウィルスパンデミックが世界を揺るがしていますが、3月中旬、ケニアでもその脅威は始まりました。3月下旬より、夜間外出禁止。4月上旬より、都市封鎖でナイロビ首都圏は閉ざされました。長引く外出禁止や都市封鎖。今ナイロビの人たちは、人口密度が低く、感染の脅威が少ない田舎の実家にも帰ることもできません。食料品の値段が上がっています。ナイロビで仮住まい、家賃も払わなければなりません。 また、日雇いの仕事がなくなる中、STAY HOMEのストレスから家庭内暴力の件数も増えています。子どもたちはいつも暴力から深い傷を負います。 ケニアの未来で通常行っている地域のボランティアや保護司の育成研修が、集会の禁止や公務員の出張禁止令の影響からできず、現在ケニアでの事業資金は止まっています。 その中で、皆様からこれまでいただいた寄付の一部で、この5月2日から、ナイロビ首都圏内のムロロンゴというスラムで、貧困家庭の訪問をしながら、それぞれの状況を確認し、感染予防のための衛生指導をしています。ムロロンゴは、ナイロビの大規模なインフォーマル居住地区と異なり、外国からの支援は入りにくい場所です。 近年人口が増えている新しい居住地区で、劣悪な住環境で多くの人が暮らしていることはあまり外の人たちからは知られていません。しかし、現実的には新型コロナウィルス流行の影響が人々の生活を直撃しています。 ケニアの未来では、マスク・石鹸を各家庭に配りながら、それを用いて情報提供をし、それぞれの家庭で適切な感染予防ができるように活動しています。 HIV陽性者や病気の人がいる家庭には流水が使えるように手洗い器を。 またシングルマザーの中でも日雇いの職すらも完全に失っている家庭、物乞いに陥る寸前の家庭に限り、食料の支援も行っています。福祉の支援が届かない家庭の子どもたちが何日も食べることができないような状況を避けたい。外出ができず、学校も閉鎖される中、行き場を失っている子どもたちが暴力にさらされる、衛生環境の悪い中でさらなる感染の追い打ちを受ける。 そのような状況を防ぎたい。 そんな思いで、ケニア事業担当の橋場美奈自ら、ケニア人ボランティアと共に家庭を訪問しています。 こちらの活動は、全てケニアの未来へのご寄付で行います。ムロロンゴ地区の最も貧しい家庭200世帯に情報と衛生指導を届けることを目標としています。 一世帯当たりの支援に必要な金額:-全世帯向け-石鹸150円マスク70円資料180円——-必要に応じて-手洗い器 400円食料(約1~2週間分)700円——調整経費、通信費、移動費等 24,000円 目標金額は170,000円です。 大々的な食料配給や衛生環境の整備はできません。食料に関しては、「私たちは、本当に必要な家庭をIdentify(確認)するところから始めよう。差別化しないバラマキはよくない。」とケニア人ボランティアとも話しています。 まずは感染予防に必要な行動変容を促すこと。 適切な感染予防を、「知る」だけはなく、「行える」ようになることを重視しています。 それぞれの子どもの状況、家庭の状況は異なります。 それぞれの問題に対してできる範囲での福祉支援を緊急で行います。 日々の活動報告や人々の生活ぶり、子どもたちの様子など、InstagramとFACEBOOKに投稿しています。そちらもご覧ください。 皆さんのご協力を、よろしくお願いいたします! 橋場 美奈 →「参加・支援」のページへ