【募集】ケニア派遣・現地業務補佐を募集します!(21/9/15〆切)
(特活)ケニアの未来では、下記事業に従事していただく現地業務補佐を募集いたします。 ●JICA草の根技術協力事業(支援型)「ケニア共和国マチャコス地方ムワラ県における地域住民による早期妊娠予防活動の実施能力向上事業」現場業務及び総務補佐●子ども及び青年の個別支援事業(教育・職業訓練)の企画・実施●思春期教育事業の企画・実施※上記活動の資金源となるマンスリーサポーター制度の活用・改善にも携わっていただきます。 国際協力、特にアフリカにおける子どもの問題に関心のある方に、ケニアの未来のケニア現地での事業実施を担当していただき、事業の実施・運営にも取り組んでいただきます。途上国での活動・業務実施の経験のある方、子どもの課題に関わりたい方、ぜひご応募ください。 <募集要項>■募集職種:現地業務補佐■募集人数:1名■業務期間:2021年10月頃〜 原則6ヶ月間(延長可)■勤務地:ケニア・マチャコス■主な業務内容:・プロジェクトマネージャーの補佐・現場事業の調整・記録補佐・ケニアの未来事業の企画・運営・管理・総務、会計事務■要件:20歳以上/要英語力/類似経験不問だが、途上国や外国での活動経験者優遇/主体的に業務に取り組める方ケニアの農村部での長期滞在が可能な健康状態の方。志望動機と子どもの保護についての自らの考えをまとめた作文の提出(A4一枚程度)※(特活)ケニアの未来の会員になっていただくことが条件になります。■待遇:・滞在費(食費・出張時宿泊費)補助支給(ビザ代含)・宿舎の提供・海外旅行傷害保険への加入※ 上記以外の諸経費(ケニアまでの旅費、予防接種、業務外の交通・通信費、補助額を超える滞在費など)は全て自己負担■応募方法:以下の書類を作成の上、Eメールにて送付してください。○履歴書(書式自由・写真貼付)*英語力については必ず明記してください。*勤務開始可能時期を記載してください。○課題作文「志望動機と子どもの保護について」(A4一枚程度)■選考方法:書類審査・面接■応募締め切り:2021年9月15日(水)必着※締め切りを待たず、随時書類選考を進めていきます。 ■担当:事務局 田中 友紀TEL:  090-6321-5389E-mail: info@kenyanomirai.org
JICA草の根技術協力事業パンフレットで紹介いただきました!
JICA東京センター発行の草の根技術協力事業のパンフレットに、2018年 7月~ 2020年 7月に実施した「ケニア共和国マチャコス地方の地域社会における非行少年及び青年の更生保護活性化事業」が掲載されています。ぜひご覧ください! https://www.jica.go.jp/tokyo/topics/2021/ku57pq00000mfjv1.html
2021/5/9【Zoom Session】ミライトークvol.3 ケニア人青年活動家×ケニアの未来トークイベントを開催しました!
急速な経済成長に伴って、多くの途上国では雇用機会の創出が課題となっています。ILOの推計によると、世界の失業率に大きな改善は期待できず、また70%以上の人が非正規雇用で働くとされています。ケニアにおいても、労働者の殆どが非正規雇用として就労しており、国の調査によると、特に20-24歳の4人に1人が就労・就学をしていない状況にあるとされています。高校や専門学校を卒業後の就労機会も非常に限られており、このような状況は非行や薬物といったリスクを高めることにも繋がっています。 第3回のミライトークでは、このようなケニアの若者の現状を変えるべく、地元ケニアで活動を行っているKithinji Kinyua氏よりお話を伺います。Kinyua氏は、ケニアの一般農村家庭に生まれ育ちながらも自ら留学チャンスを掴み、約10年前に来日されました。現在は、日本の大学院で開発学の研究を行う傍ら、自身が様々な困難を乗り越えてきた経験を活かし、地元ケニアのエンブ郡にて「どのようにチャンスを掴み、道を開くのか」についてコーチングを通した若者支援を行っています。現地で生まれ育ったケニア人の視点から、若者のリアルな現状や支援の状況をお伝えします。若者の未来を作るために‟本当に必要な取り組みは何か?”を、一緒に考えてみませんか? ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【日時】2021年5月9日(日) 開場(配信開始)19:20・19:30~21:00 Zoomセッション 【場所】オンライン(Zoomによる開催)・5月7日(金)23:59までに下記フォームで参加登録いただいた方に、「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。 【定員】50名 【チケット】・参加券(※当日オンタイムでのご参加)・動画視聴券(※当日ご参加が難しい方、ご自身のお時間がある時にご覧になりたい方にお勧めです。イベント終了後に、視聴いただけるアドレスを送付いたします。そちらからアクセスしご覧ください。) 【料金】各500円 【事前申込み】〔Peatixよりお申込・お支払い〕https://peatix.com/event/1892919/view〔メールまたはMessengerにてお申込・銀行振込でお支払い〕メール:info@kenyanomirai.orgお振込口座:STEP①『お名前・メールアドレス・聞いてみたいこと』を送付くださいSTEP② 下記いずれかの口座宛てにお振込みください○郵便振替で—口座記号番号: 00110-0-264461加入者名: 特定非営利活動法人ケニアの未来○ゆうちょ銀行口座への振り込みで―記号: 10180  番号: 85176781名義: 特定非営利活動法人ケニアの未来*他の金融機関を利用する場合店名: 〇一八(ゼロイチハチ)  店番号: 018普通預金口座番号: 8517678○銀行振り込みで―三菱UFJ銀行 柏支店 普通 0555255名義:特定非営利活動法人ケニアの未来 ※当オンラインイベントチケットの収益はKinyua氏の活動・運営に充てられます。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆スピーカー:橋場美奈(はしば みな)  特活ケニアの未来設立者。英大学院にて修士号を取得後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア調整員などを経て、2010年、ケニアにてJICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ◆ゲスト:Kithinji Kinyua(キチンジ キニュア)ケニアにあるナザリン大学に在学中、奨学金を得て日本の大学に留学。以来、約10年間日本に在住している。現在は、東京基督教大学と上智大学大学院にて教養教育の研究を行う傍ら、アフリカ政治の講義等を担当している。自己資金でケニア農村部における若者対象のコーチングプロジェクトを立ち上げ、就職や起業に向けた支援を行っている。若い世代が夢を持ち、新しい未来を創ることができるような支援を目指している。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.スケジュール ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄19:20~:開場・Zoomの使用方法などについて説明19:30~19:40 開会あいさつと登壇者紹介・趣旨説明19:40~19:50 団体紹介19:50~20:20 ケニアの青少年を取り巻く環境、現在の課題20:20~20:40 クロストーク20:40~21:00…
中島のケニアインタビュー!!第二回!
こんにちは!ケニアの未来インターンの中島です!前回予告したとおり、今回はケニアの未来の設立者・事業総括の橋場さんにインタビューをしました!「最近のケニアの動向」から、橋場さんがケニアの未来を立ち上げた経緯、これからのケニアの未来について語っていただきました! 中島:今回はよろしくお願いいたします。 橋場さん:はい、よろしくお願いします。 中島:ではさっそく、橋場さんは2か月半、一時帰国していらっしゃいましたが、2020年12月にまたケニアに戻りましたよね?そこで2か月半前と変わったことなどはありましたか? 橋場さん:ありました。感染者数は増えていたけれど、経済は戻ってきているように感じました。4月~7月の都市封鎖があった時はケニア全体がシーンとして、人々が家に閉じこもっていたのですが、それからは徐々に戻ってきていて、経済活動も今まで通りになってきていました。さらに、お店やバーなどもあいていて、制限はあるけどみんな遊びにいったり、外食していました。 中島:なるほど、感染者数は増えたけど人々の生活は少しづつ普通に戻ってきていたんですね。一番大変だった4月~7月ごろはどんな感じだったんですか? 橋場さん:ナイロビ(首都)とモンバサ(沿岸部にある第二の都市)で感染者数がすごく増えていました。なので、まずナイロビの都市封鎖が行われました。それが、ナイロビだけではなくて、ナイロビとナイロビの周辺地域をナイロビ首都圏として、そこから外には出られないし入ってこれないようにしていました。なので、個人営業の商売が落ち込んでた感じでしたね。 中島:あまり想像がつかないんですが、封鎖されたっていうのは例えば町と町をまたぐような場所に警察がいて検問をしているみたいなイメージでしょうか? 橋場さん:そんな感じです。本当にどうしても行き来しなければならない人達以外は通してもらえない状況でした。例えば、病院関係の人や物流を担っている人だけ通過できるライセンスをもっていて、国境のような感じで、ボーダーができていました。 中島:かなり厳しく感じますね。夜も外出禁止だったんでしょうか? 橋場さん:そうですね。それは今でもやっています。夜の外出禁止令は時間帯が変わるんですよ。今(2020年12月)は夜の10:00から朝の4:00までは出てはいけないときまっています。でも、例外もあって、例えば私がケニアに戻ってきた便は深夜につく便だったのですが、朝4:00まで空港で待ってなきゃいけないのかなと思っていたのですが、空港から出るタクシーのドライバーはライセンスを持っていたので、深夜の1時くらいに家に帰ることができました。なので、そういう特殊な仕事の人は動けるのですが、基本的には決められた時間以外は出てはいけないことになっています。夜間外出禁止令というのは、3月に感染者が初めて見つかってすぐごろからずっと施行されていて、時々時間帯が変わっています。 中島:それでは次は、子どもたちの話を聞いていきます。ケニアでは2020年3月から学校をすべて閉校したという話を聞いたのですが、一方で10月から再開していたという話も聞きました。どのような状況だったのでしょうか? 橋場さん:10月からは、小学校(プライマリースクール)の4年生と8年生と中学校(セカンダリースクール)の4年生という全国統一試験がある3学年だけに限って学校に通っていました。でも、ほかの学年の子はずっと家にいて、通学はしていませんでした。(ケニアの小学校は8年制、中学校は4年制です) 中島:全国統一試験とは何でしょうか? 橋場さん:全国統一試験はかなり重要な試験で、センター試験のようなものです。ケニア人が最も重要視していることの一つで、小学校の場合は500点満点で点数によって行ける中学校が変わります。また、中学校の場合は、ABCDEで成績を決められて、Eは落第で、Dだと大学には行けません。Cからはマイナス、フラット、プラスがあって、Aは本当になかなかとれません。ケニアって昔に比べて大学もすごく多くなっていて、だけどやはりCぐらいをとっていないとあまりよくないといわれる大学にすら行くことはできないですね。また、就職の面接の時も、ケニア人は履歴書だけじゃなくて、全国統一試験の成績証明書を持ってくるんですけど、小学校の方も持ってきます。その成績の証明書によってこの人は学力があるかないかで判断するので、とっても大事なものです。そのために、全国統一試験を受ける子たちだけは特別に再開している状況です。ケニアは近年学校の長期休暇がすごく長くて、11月と12月は2ヶ月間休みなのですが、2020年は小学4年生と小学8年生と中学4年生の子たちはクリスマスぎりぎりまで勉強していました。 中島:なるほど、ケニア人にとっては全国統一試験はそれほど重要なものなんですね。今は学校での子どもたちの話でしたが、学校以外でコロナウイルスによって青年や少年たちくらいの年齢の子たちに影響を与えたことはどういうのがありますか。 橋場さん:やはり、一番に影響を受けたのは環境がいい所に住んでいない子どもたちだと思います。例えば、ドラックが蔓延していたり、性的な虐待や犯罪が多い環境にいて、学校でしか勉強することができなかった子たちにとっては勉強する唯一の場所を奪われたことになります。また、特に全寮制の学校に通っていて、そういう環境から離れて勉強に専念することができていた子どもたちにとっても、そういう環境に戻って、いつ学校が開くか分からない中、外に出ずに閉じこもっていなければいけなかったので、影響を受けた子どもたちはすごく多かったと思います。 中島:先ほどからよくお話に出てきますが、全寮制の学校に行っている子たちってケニアでは多いんですか。 橋場さん:多いです。全寮制のほうがもともと多くて、昔は中学校に行ける子は限られていたので、みんな全寮制のところに行っていました。でも、最近はどの子でも行けるような通学制の学校が中学校もどんどん増えてきています。お金が無くても、家から通って学費もランチ代くらいのところが結構できてきています。 中島:なるほど。昔は全寮制のほうが多かったけど、お金がない子たちでも行けるように通学制の学校も増えてきているんですね。今、お話の中で家の環境があまり良くない子たちも、全寮制のところに通っている子がいるとおっしゃっていましたが、私のイメージでは全寮制に通う子はお金がある子とか、親が教育にお金を出せるような人っていうイメージがあるんですが、そういう子じゃなくても全寮制の学校に通えるんですか? 橋場さん:そういうこともありますね。たしかに寮費がかかるので普通の通学制よりは高いです。ただ、特別お金持ちの家の子ではない子たちも行っていますし、教育にお金をかけて、いい環境で勉強させたいというふうに考える親はケニアでは多いです。お金が無くても親がなんとかするか、親戚一同でお金を出し合うという例もあります。あとはやっぱり、ケニア人同士で、勉強のできる子をサポートしている例は多いですね。例えば、貧しくて学校に行けず勉強できない環境にいるけれど、すごく頭のいい子がいたとしたら、近所の人達でも学費をサポートします。なので、割と教育に関するお金の問題はそんなに大きなものではなかったりしますね。もちろん、ものすごい学費が高いとこもあるので、そういうのはほんとにお金持ちが行くんですが、そうじゃない全寮制もたくさんあると思います。 中島:日本みたいな奨学金制度ではなく、家で親戚から集めたり、近所からお金を頂いたりというほうが多いんですか? 橋場さん:奨学金制度とかもありますが、みんなが応募するので倍率が高くなり、難しいですね。なので、色んな人が個人でもサポートしています。ケニアの未来もサポートしてます。 中島:では、次は前回の内容にうつります。前回はケニアの未来をつくった経緯をお話されていたので、もう一度そのお話について詳しく聞いていきたいと思います。まず、アフリカに関わることになったきっかけはなんですか? 橋場さん:私は最初にケニアに来たのが2000年です。もともと大学で開発経済学を学んでいて、開発途上国には関心がありました。でも、あのころは、経済の指標だけで見ると、どちらかというとアジアは発展しつつあって、アフリカは取り残されていた状況でした。同時に90年代だったので、ルワンダの大虐殺やアフリカの国々で民族対立とか、紛争とか結構あったころでした。なので、そういう1番大変なところがどういうところなのかなっていう関心を学生の頃から持っていて、そこで、アフリカ地域開発市民の会(CanDo)というNPO法人でインターンをすることになりました。なので、初めてケニアに来た時から開発プロジェクトに関わっていました。旅行とかでケニアに来て文化に魅了されたとかそういう入り方ではなかったですね。…
中島のケニアインタビュー!第一回!
こんにちは!ケニアの未来インターンの中島です!!前回予告した通り、今回、青年海外協力隊として、ケニアのチルドレンズ・リマンドホーム(児童拘置所)にて2018年から2年間活動された黒田篤槻さんにお話を聞きました!!黒田さんの「JICA海外協力隊時代の活動内容」から、黒田さんがケニアで食べたものの中で一番おいしかったものまで、いっぱいお話しいただきました! 中島:今日はよろしくお願いします。 黒田さん:お願いします。 中島:まずは、黒田さんは、JICA海外協力隊時代はどのようなことをされていたのですか? 黒田さん:私は「青少年活動」隊員として派遣されていたのですが、ケニアのチルドレンズ・リマンドホーム(児童拘置所)で非行少年や触法少年(殺人などの重い法に触れた子たち)、ストリートチルドレンに対して、教育活動をしていました。具体的には、最初の一年間は英語や裁縫を教えたり、年上の子たちに年下の子で、先生と生徒の関係を作ったりするような活動をしていました。ですが、配属先には先生役が自分しかいなかったので、そういった活動を長く続けていくには限界があると感じ、誰が先生になっても続けることができるような仕組みを作ることにしました。教科書、ノートを配属先の予算で買ってもらい、時間割を作り、子どもたちが一日に2時間程度勉強できる時間を作りました。読書するための本はちょうどJICA事務所が移転のタイミングだったので、JICA事務所から英語の本を段ボール2箱分もらってきました。他にも、配属先の外で、児童保護施設と協力してストリートでチルドレンの保護活動や啓発活動も行っていました。 中島:なるほど、施設の中だけでなく、外にも出て活動していたんですね。活動をされていた地域はどのようなところだったのですか? 黒田さん:僕が活動してたのはナイロビから7時間くらいかかる、エルドレットという街で、ケニアで4番目くらいに大きい都市でした。除虫菊やメイズ(ケニアの主要穀物)の生産が多かったと思います。マーケットが複数あって、いろんなところから人やモノが集まるところでした。基本的にはすごくにぎやかな街で首都にあるような大きいスーパーもあって、生活用品はなんでも手に入りました。標高が2100メートルと高い場所だったので、長距離ランナーの聖地としても有名で、日本人のマラソン選手も来ていました。アフリカと聞くと暑いイメージがあるかもしれませんが、標高のおかげで一年中涼しかったです。 中島:特産品もあり、大きなスーパーもあるなんて、大きくて賑やかそうですね!それでは次に、ケニアの子どもたちの生活について聞いていきたいと思います!まず、そんな街で暮らす、ストリートでの子どもたちの暮らしってどんな感じだったんですか? 黒田さん:ストリートの子たちはその名の通り、路上に住んでいます。具体的には、町のはずれにゴミが集まっている場所があって、そこでみんなでたむろしてシンナーを吸いながらしゃべったりとか、ギャンブルしたりとか、大麻を吸ったりとかいう生活をしています。そう聞くとすごく汚くて危ないように聞こえるんですけど、実は衛生面には気を使ってたりして、近くの川で週に何回か水浴びをしている様子もよく見ました。ご飯は物乞いで得たお金で買ったり、優しい大人に恵んでもらったご飯とかを食べています。あとは自分で、ちょっとした仕事をしたりして得たお金で買っています。 中島:ちょっとした仕事っていうのは、具体的にはどんな仕事をやっているんですか? 黒田さん:パーキングボーイって言って、駐車場で車を誘導したり、買い物に行っている間に車を見守ってるから、それでお金くれっていうみたいなものとか……。それから、マーケットの荷物運んだり、カフェの床とかトイレ掃除したり、ペットボトル集めて売ったりとか。中には自分でアクセサリー作って売ったりとかしている子もいたかな。女の子は売春をしている子もいるようでした。あとは、薬を売る子もいました。シンナーみたいなもの、グルーって言うんですけど。それををペットボトルに入れて売る子もいる。 中島:なるほど。 黒田さん:やっぱり、一人で生きていくのは大変なので、みんなで身を寄せ合いながら生きていってる子が多いと思います。物乞いをするときも何人かで集まってやったりとか。そういうところに一緒に座らせてもらって、お菓子を食べながら話を聞かせてもらったりしていました。 中島:路上に暮らす「子どもたち」の生活は、日本に住んでいたら想像もつかない、とても厳しいものなんですね。 中島:では、黒田さんの活動されていた児童拘置所では子どもたちはどんな生活をしていたんですか? 黒田さん:うちではね、朝6時半に起きて施設の掃除をして、8時くらいにウジっていう朝ご飯をたべて… 中島:ウジって何ですか? 黒田さん:メイズ(とうもろこし)とキャッサバの粉でつくる、ケニアのおかゆみたいなものです。 中島:おかゆが朝ご飯なんですね。 黒田さん:はい。それを食べて、そのあと、僕と一緒にみんなで勉強をして、お昼ご飯を12時過ぎくらいに食べる。お昼ご飯はギゼリっていう、トウモロコシと豆を混ぜたものです。そのあと、14時くらいからまた勉強時間ですね。日中は大体そんな感じで時々スタッフさんのお手伝いしたり、収穫を手伝ったりとか、そんな生活です。16時過ぎくらいに夕飯ですね。 中島:夕飯はどんなメニューなんですか? 黒田さん:だいたいウガリ(ケニアの主食)とキャベツかな。以前はウガリと豆だけだったんだけど、子どもたちがこれじゃ生きていけないって怒って、キャベツとウガリになりました。あと、週に1回くらいお肉が出ます。ご飯を食べたら18時くらいに寮に戻ります。でも、女の子は食器洗ったり、ダイニングの掃除してから帰るかな。そのあとは施錠されて寮で過ごすんですが、ちょっとやんちゃな子は寮の中で隠れて大麻吸ったりとか、隠し持った携帯で友達と電話したりとか、寮の天井を破って脱走を試みる子もいました。脱走した子も大勢います。一応夜間は守衛さんがつくんだけど、その守衛の目をかいくぐっていろいろしてたみたい。 中島:施設の中にいる子どもたちでも大麻を吸ったりしていたんですね。でも、今回のお話でケニアの一番つらいところにいる子どもたちの生活が何となくわかったような気がします。 中島:それでは、次は、黒田さんがケニアで感じた「一番うれしかったこと」「一番つらかったこと」「一番驚いたこと」など、いろいろ質問していきます!ではまずは、黒田さんが「ケニアで一番うれしかったこと」は何ですか? 黒田さん:そうだなあ、町で施設にいた子どもたちが「あつきー!」っていって手を振ってくれたりとか、友達の子に「あつきは僕の先生なんだよ」って紹介してくれたときとかはうれしかったですね。…
【募集】ケニア派遣・現地業務補佐を募集します!(→募集は締め切りました)
(特活)ケニアの未来では、下記事業に従事していただく現地業務補佐を募集いたします。 ●子ども及び青年の個別支援事業(教育・職業訓練)の企画・実施●思春期教育事業の企画・実施 ※上記活動の資金源となるマンスリーサポーター制度の活用・改善にも携わっていただきます。●JICA草の根技術協力事業(支援型)「ケニア共和国マチャコス地方ムワラ県における地域住民による早期妊娠予防活動の実施能力向上事業」現場業務及び総務補佐 国際協力、特にアフリカにおける子どもの問題に関心のある方に、ケニアの未来のケニア現地での事業実施を担当していただき、事業の実施・運営にも取り組んでいただきます。途上国での活動・業務実施の経験のある方、子どもの課題に関わりたい方、ぜひご応募ください。 <募集要項> ■募集職種:現地業務補佐■募集人数:1名■業務期間:2021年4月頃〜 原則6ヶ月間(延長可)■勤務地:ケニア・マチャコス■主な業務内容:・ケニアの未来事業の企画・運営・管理・総務、会計事務・現場事業の調整・記録補佐■要件:・20歳以上/要英語力/類似経験不問だが、途上国や外国での活動経験者優遇・主体的に業務に取り組める方・ケニアの農村部での長期滞在が可能な健康状態の方・志望動機と子どもの保護についての自らの考えをまとめた作文の提出(A4一枚程度)※(特活)ケニアの未来の会員になっていただくことが条件になります。■待遇:・滞在費(食費・出張時宿泊費)補助支給(ビザ代含)・宿舎の提供・海外旅行傷害保険への加入・上記以外の諸経費(ケニアまでの旅費、予防接種、業務外の交通・通信費、補助額を超える滞在費など)は全て自己負担 ■応募方法:以下の書類を作成の上、Eメールにて送付してください。○履歴書(書式自由・写真貼付)*英語力については必ず明記してください。*勤務開始可能時期を記載してください。○課題作文「志望動機と子どもの保護について」(A4一枚程度)■選考方法:書類審査・面接 ■応募締め切り:2021年2月20日(土)必着※締め切りを待たず、随時書類選考を進めていきます。 ■担当:事務局 田中 友紀TEL:  090-6321-5389E-mail: info@kenyanomirai.org
2021/1/9【Zoom Session】ミライトークvol.2 ケニア×日本 女児の早期妊娠を防ぐためには ~大切なことってなに?~を開催しました!
ケニアのみならず、日本でも少女らの若年妊娠は近年社会問題として捉えられています。コロナ禍の昨今において、ケニアでは若年妊娠数がさらに増え大きな社会問題になっています。少女らが若年妊娠にいたる要因は何か。2020年8月、ケニアの未来はコロナ渦で家にしか居場所がないケニアの12歳から17歳の子どもたちに直接インタビューを実施。『性や妊娠・出産の問題に子どもたち自身がどう捉えているのか』『何を感じているのか』を探ったケニアの未来の橋場美奈が、インタビューで見えたケニアの今の早期妊娠の現実を伝えます。そして、日本で子どもへの暴力予防に長年携わっているCAPなのはな代表(ケニアの未来理事)の小貫松江氏から日本での深刻化する若年妊娠の状況とその課題について伺います。ケニアでの活動事例を軸に、日本とケニア双方が持つ社会問題“若年(早期)妊娠”について、参加者の方々と意見交換しながら考えていきます。“他人ごとを自分ごとに考えてみる“ぜひご参加ください。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【日時】2021年1月9日(土) 開場(配信開始)19:20・19:30~21:00 Zoomセッション 【場所】オンライン(Zoomによる開催)・1月8日(金)までに下記フォームで参加登録いただいた方に、イベント当日12:00pmまでに「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。 【定員】50名【チケット】・参加券(※当日オンタイムでのご参加)・動画視聴券(※当日ご参加が難しい方、ご自身のお時間がある時にご覧になりたい方にお勧めです。イベント終了後に、視聴いただけるアドレスを送付いたします。そちらからアクセスしご覧ください。)【料金】500円【事前申込み】〔Peatixよりお申込・お支払い〕 https://peatix.com/event/1755019〔メールまたはMessengerにてお申込・銀行振込でお支払い〕メール:info@kenyanomirai.orgお振込口座:STEP①『お名前・メールアドレス・聞いてみたいこと』を送付くださいSTEP② 下記いずれかの口座宛てにお振込みください○郵便振替で—口座記号番号: 00110-0-264461加入者名: 特定非営利活動法人ケニアの未来○ゆうちょ銀行口座への振り込みで―記号: 10180  番号: 85176781名義: 特定非営利活動法人ケニアの未来*他の金融機関を利用する場合店名: 〇一八(ゼロイチハチ)  店番号: 018普通預金口座番号: 8517678○銀行振り込みで―三菱UFJ銀行 柏支店 普通 0555255名義:特定非営利活動法人ケニアの未来 ※当オンラインイベントチケットの収益はケニアでの活動・運営に充てられます。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆スピーカー:橋場美奈(はしば みな)          特活ケニアの未来設立者。英大学院にて修士号を取得後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア調整員などを経て、2010年、ケニアにてJICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ◆ゲストスピーカー:小貫松江(おぬき まつえ)    2005年にCAPスペシャリストとなり、地域のグループ「CAPなのはな」に参加。2015年より代表。CAPとはChild Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の頭文字をとったもので、子どもたちがいじめ、痴漢、誘拐、虐待、性暴力 といったさまざまな暴力から自分を守るための暴力の予防教育です。CAPは、「あなたは「安心・自信・自由の権利」がある大切な人」のメッセージを子どもに伝えます。CAPを全ての子どもたちに届けたいと思い活動しています。また、子どもへの暴力防止をテーマに講演会・フォーラムを開催するなどの活動も行う。ケニアの未来の理事も務める。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.スケジュール ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄19:20~:開場・Zoomの使用方法などについて説明19:30~19:40 開会あいさつと登壇者紹介・趣旨説明19:40~20:00 各団体紹介20:00~20:20 ケニアの未来 思春期インタビューとそこで見えた現状20:20~20:40 クロストーク20:40~21:00…
【Zoom Session】ミライトーク VOL.1~原動力と軌跡をたどる~を開催しました!
「ケニアの未来って具体的にどんなことしてるの?」今回は、ケニアの未来が行ってきた取り組みや事業にも触れながら、なかなか耳にすることのない活動の裏話やケニア人とのコミュニケーション、取り組みにかける想いなどを橋場美奈が赤裸々にお伝えします。当日、可能な方はケニアの未来HPも併せてご覧ください。より分かりやすくご覧頂けます。(HP : https://kenyanomirai.org/ ) 現地ケニアで活動を続ける橋場美奈と現地の人々とが歩んできた”険しいようで面白くまっすぐな道”。リアルと驚き笑いに溢れたストーリーに触れながら、『これまでとこれからの原動力』『ケニアの未来が見据えるミライ』についてお話します。お茶とお菓子両手にぜひふるってご参加ください。 ≪こんな人におすすめ!≫・ケニアの未来のことをもっと知りたい・頑張れる“原動力”を聞いてみたい・国際協力に興味がある・国際協力の現場で活動する人の話を聞いてみたい・現地の人とうまく協働するコツを知りたい ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【日時】2020年10月04日(日) 開場(配信開始)14:50・15:00~16:20 Zoomセッション・16:20~17:00交流会(任意参加) 【場所】オンライン(Zoomによる開催)・10月03日(土)までに下記フォームで参加登録いただいた方に、イベント当日12:00amまでに「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。 【定員】50名【料金】500円【事前申込み】https://kenyanomirai201004.peatix.com/※当オンラインイベントチケットの収益はケニアでの活動・運営に充てられます。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◆スピーカー:橋場美奈(はしば みな)特活ケニアの未来設立者。英大学院にて修士号を取得後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア調整員などを経て、2010年、ケニアにてJICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ◆聞き手:村岡智子(むらおか ともこ)JICA海外協力隊2018年度3次隊。2019年1月よりケニアの児童拘置所にて約1年活動。活動内容は学習機会形成(仕組み作りと実施)がメイン。現在は諸般の事情により一時帰国し国内待機中。ケニアの未来インターン。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.イベント内容 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【Zoom Session】ミライトーク VOL.1~原動力と軌跡をたどる~ 【スケジュール】14:50~:開場・Zoomの使用方法などについて説明15:00~15:10 開会あいさつと登壇者紹介・趣旨説明15:10~16:20 ▶団体の歩み―原点から今日まで―       ▶原動力-取り組み続けるそのワケ―16:20~16:40 質疑応答16:40~17:00 交流会(任意参加)17:00 配信終了 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆4.主催 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄主催:特定非営利活動法人ケニアの未来Email: intern_jp@kenyanomirai.orgHP :…
【Zoomセッション】ケニアの非行少年少女~青年海外協力隊の現場から〜 を開催しました!
ケニアではコロナ禍の影響を受け、2020年、全小中学校が閉鎖され、2021年1月から仕切り直しとなりました。ケニアは、小中学校の無償化により、アフリカの中でも比較的就学率が高い国ではあります。そのケニアで学校に行かない子どもたちというのは、特にケアと保護を必要とする子ども(Children in Need of Care and Protection)と言え、彼らの多くは、何らかの問題を生活環境や家族関係に抱えていることが多いです。学齢期に途中で怠学、退学となる子どもや児童労働に従事する子どもたち。なかには、犯罪をしてしまい、少年司法制度にかけられ、特別な更生・矯正施設に送致される子どもたちがいます。 一方で、そのようなケニアの少年司法関連の施設に長年にわたって青年海外協力隊員が派遣されていて、ケニアで最も社会的に弱い立場に置かれているといえる子どもたちに対して青少年活動を行っています。 ケニアにおける非行とは何なのか、ケニアの非行少年とはどんな子どもたちなのか。イメージが全くわかない方もいると思います。今回は、3人の元・現役協力隊員の方々にケニアの各地での隊員活動を通じた子どもたちとの出会いの話をしていただきます。 モデレーターは、ケニア児童局にJICA長期専門家として赴任し、その後引き続きケニアの非行少年や子どもの虐待予防の活動を続けるため、NPO法人ケニアの未来を立ち上げた橋場美奈が務めます。 ケニアの児童拘置所と更生学校で出会った子どもたちの話から見えてくるケニアの家庭や社会の問題について共に考えたいと思います。ぜひふるってご参加ください。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【日時】2020年8月15日(土) 開場(配信開始)19:20・19:30~21:00 Zoomセッション・21:00~21:30交流会(任意参加)【場所】オンライン(Zoomによる開催)・8月14日(金)までに下記フォームで参加登録いただいた方に、イベント当日13:00pmまでに「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。【定員】50名【料金】500円【事前申込み】https://kenyanomirai200815.peatix.com ┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆黒田篤槻さん(くろだ あつき 2017年度3次隊)青年海外協力隊として、ケニアのChildren’s Remand Home(児童拘置所)にて2018年から二年間活動。教育環境が整備されていない同施設内で、非行少年や要保護児童向けに教育活動・環境整備を行う。並行して、ストリートやごみ山に赴き、ストリートチルドレンの保護活動を行った。 ◆村岡智子さん (むらおか ともこ 2018年度3次隊)2019年1月よりケニアの児童拘置所にて約1年活動。活動内容は学習機会形成(仕組み作りと実施)がメイン。 ◆望月直樹さん (もちづきなおき 2018年度4次隊)2019年4月より1年間、カウンセリング強化など対話的活動を中心にワムム更生学校にて活動。この度、コロナウイルス感染拡大のため帰国。 ◆モデレーター:橋場美奈(はしば みな)特活ケニアの未来設立者。英大学院にて修士号を取得後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア調整員などを経て、2010年、ケニアにてJICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.イベント内容 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【Zoomセッション】ケニアの非行少年少女~青年海外協力隊の現場から〜 【スケジュール】19:20~:開場・Zoomの使用方法などについて説明19:30~19:40 ケニア児童局について19:40~20:00 発表:黒田篤槻さん (エルドレット児童拘置所配属)20:00~20:20 発表:村岡智子さん (ニエリ児童拘置所配属)20:20~20:40  発表:望月直樹さん (ワムム更生学校配属)20:40~21:00 クロストーク・質疑応答21:00~21:30 交流会(任意参加)21:30 配信終了 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆4.主催・共催 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄主催:特定非営利活動法人ケニアの未来Email: intern_jp@kenyanomirai.orgHP : https://kenyanomirai.orgFacebook:https://www.facebook.com/kenyanomirai…
マンスリーサポーター制度始めました!
ひと月300円からはじめられます! ケニアの、法に触れてしまった子どもたちや貧しく複雑な家庭環境で育った子どもたち向けの個別教育支援、10代の女子学生の妊娠・出産予防のための思春期教育支援などに使わせていただきます。 寄付プラットフォームSyncableより、マンスリーサポーターになっていただけます。ご自身の無理のない範囲で、毎月の寄付額をお選びください。いただいた寄付金はケニアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。 Syncable:NPO法人 ケニアの未来https://syncable.biz/associate/kenyanomirai/
【Zoomセッション】新型コロナ感染予防活動で出会ったケニア人たち~コロナ禍を生きる~を開催しました!
ケニアでは新型コロナの感染者数は7,000人程度に留まっているものの、依然ピークは迎えておらず、検査費用・治療費を払えないことや院内感染のリスクから体調が悪くても検査を受けられない人やロックダウンの影響により仕事を失っている人も多い。 そのような状況の中で「特定非営利活動法人ケニアの未来」の橋場美奈(ケニア在住)は、ナイロビ首都圏内のスラムで新型コロナ感染予防のための家庭訪問を行い、その様子は、N H Kニュース7や、B S国際報道でも取り上げられた。https://kenyanomirai.org/news-nhk200618/ 今回のZoomセッションでは、橋場よりインフォーマルセトルメントの250世帯を訪問して見えてきた超ミクロなケニア人の家族、結婚、病気、怪我、教育、助け合い、仕事の話をケニアから直接お伝えします! ・ケニア人はどう新型コロナの感染拡大に対応しようとしているのか。・家庭の問題や子どもたちの問題。・新型コロナ感染予防活動、実際には何をしたのか。・新型コロナ、知ってはいるけど、予防の実践は?・圧倒的な情報ソースは○○・どこかで聞いたことがある?Corona inaua.・コロナははっきりいって関係なし!社会的脆弱性・コロナ禍でどうなってる?みんなの仕事。・危険すぎる住み家・インフォーマルセトルメントにおける豊かさの象徴・ケニア人シングルマザーの教育観・あなたはいくつ? Ninakaa na mzee….・大切なID・助け合いか依存か などなど、直接家庭訪問を行ったからこそ見えてきたリアルな状況を、「ケニアの未来」のこれからの取り組みと合わせてお話しします。 ぜひご参加お待ちしております! ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【日時】2020年7月16日(木) 開場(配信開始)19:20・19:30~21:00 Zoomセッション・21:00~21:30交流会(任意参加)【場所】オンライン(Zoomによる開催)・7月15日(水)までに下記フォームで参加登録いただいた方に、イベント当日13:00pmまでに「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。【定員】50名【料金】無料【事前申込み】http://ptix.at/6bL7Be ┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◆ 橋場美奈(はしば みな)特活ケニアの未来設立者。英大学院を卒業後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア事務所調整員などを経て、2010年、JICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの子ども、非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ◆ モデレーター:岸卓巨(きし たくみ)一般社団法人アフリカクエスト理事 A-GOALプロジェクト代表大学時代に「世界一幸せな国」バヌアツ共和国で村人を対象としたサッカーイベントを主催。「経済的な豊かさ」と「心の豊かさ」の関係性に興味を持ち、開発途上国での活動を始める。2011年より青年海外協力隊としてケニアで活動。現在は、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)にてTOKYO2020に向けたレガシープロジェクトを実施しながら、NPOサロン2002の事務局長として国境や性別、年齢などの差を超えた「スポーツを通した“ゆたかなくらし”」づくりに従事している。2020年5月よりアフリカ現地の地域スポーツクラブをハブに食糧支援・感染症予防支援を行う「A-GOALプロジェクト」を立ち上げ、ケニア・ナイジェリア・マラウイに活動を展開している。 ※A-GOALプロジェクトの詳細は下記よりご覧ください。https://afri-quest.com/archives/22546?fbclid=IwAR2O9qwQjaA2IIGtd_lpQVYGmhwAR5nxllsPBkfz-ozQGB3CYuaprI_sLwg ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.イベント内容 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【Zoomセッション】新型コロナ感染予防活動で出会ったケニア人たち~コロナ禍を生きる~ 【スケジュール】19:20~:開場・Zoomの使用方法などについて説明19:30~19:40 趣旨の説明19:40~20:10 橋場からのトーク20:10~20:20 モデレーター活動紹介20:20~21:00 クロストーク・質疑応答21:00~21:30 交流会(任意参加)21:30…
NHK News Webに新型コロナウィルス関連で、ケニアの現状と橋場のコメントが掲載されました。
6/1付、「南アフリカ コロナ制限大幅緩和も冬到来でこれからピーク予測」の中で、ケニアのスラムで感染予防活動を続ける橋場から、現状についてコメントが掲載されています。ぜひ、お読みください。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200601/k10012454121000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_005
新型コロナウィルス感染予防~ナイロビ首都圏で緊急支援(→目標額達成しました!)
目標金額170,000円を達成しました! 2020/5/29時点で、12名の方より、計173,000円のご寄付をいただきました。ご支援いただいた皆さま、ご関心をお寄せいただいた皆さま、本当にありがとうございました!新型コロナウィルスパンデミックが世界を揺るがしていますが、3月中旬、ケニアでもその脅威は始まりました。3月下旬より、夜間外出禁止。4月上旬より、都市封鎖でナイロビ首都圏は閉ざされました。長引く外出禁止や都市封鎖。今ナイロビの人たちは、人口密度が低く、感染の脅威が少ない田舎の実家にも帰ることもできません。食料品の値段が上がっています。ナイロビで仮住まい、家賃も払わなければなりません。 また、日雇いの仕事がなくなる中、STAY HOMEのストレスから家庭内暴力の件数も増えています。子どもたちはいつも暴力から深い傷を負います。 ケニアの未来で通常行っている地域のボランティアや保護司の育成研修が、集会の禁止や公務員の出張禁止令の影響からできず、現在ケニアでの事業資金は止まっています。 その中で、皆様からこれまでいただいた寄付の一部で、この5月2日から、ナイロビ首都圏内のムロロンゴというスラムで、貧困家庭の訪問をしながら、それぞれの状況を確認し、感染予防のための衛生指導をしています。ムロロンゴは、ナイロビの大規模なインフォーマル居住地区と異なり、外国からの支援は入りにくい場所です。 近年人口が増えている新しい居住地区で、劣悪な住環境で多くの人が暮らしていることはあまり外の人たちからは知られていません。しかし、現実的には新型コロナウィルス流行の影響が人々の生活を直撃しています。 ケニアの未来では、マスク・石鹸を各家庭に配りながら、それを用いて情報提供をし、それぞれの家庭で適切な感染予防ができるように活動しています。 HIV陽性者や病気の人がいる家庭には流水が使えるように手洗い器を。 またシングルマザーの中でも日雇いの職すらも完全に失っている家庭、物乞いに陥る寸前の家庭に限り、食料の支援も行っています。福祉の支援が届かない家庭の子どもたちが何日も食べることができないような状況を避けたい。外出ができず、学校も閉鎖される中、行き場を失っている子どもたちが暴力にさらされる、衛生環境の悪い中でさらなる感染の追い打ちを受ける。 そのような状況を防ぎたい。 そんな思いで、ケニア事業担当の橋場美奈自ら、ケニア人ボランティアと共に家庭を訪問しています。 こちらの活動は、全てケニアの未来へのご寄付で行います。ムロロンゴ地区の最も貧しい家庭200世帯に情報と衛生指導を届けることを目標としています。 一世帯当たりの支援に必要な金額:-全世帯向け-石鹸150円マスク70円資料180円——-必要に応じて-手洗い器 400円食料(約1~2週間分)700円——調整経費、通信費、移動費等 24,000円 目標金額は170,000円です。 大々的な食料配給や衛生環境の整備はできません。食料に関しては、「私たちは、本当に必要な家庭をIdentify(確認)するところから始めよう。差別化しないバラマキはよくない。」とケニア人ボランティアとも話しています。 まずは感染予防に必要な行動変容を促すこと。 適切な感染予防を、「知る」だけはなく、「行える」ようになることを重視しています。 それぞれの子どもの状況、家庭の状況は異なります。 それぞれの問題に対してできる範囲での福祉支援を緊急で行います。 日々の活動報告や人々の生活ぶり、子どもたちの様子など、InstagramとFACEBOOKに投稿しています。そちらもご覧ください。 皆さんのご協力を、よろしくお願いいたします! 橋場 美奈 →「参加・支援」のページへ
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