ミライトークVol.5 ケニアの児童拘置所・チルドレンリマンドホームを開催しました!

2022年1月22日(土)19:00〜 ミライトークVo.5『ケニアの児童拘置所・チルドレンリマンドホーム』を開催します。 ケニアのチルドレンリマンドホームをご存知ですか?日本でいう少年鑑別所と一時保護所の役割を担っており、ケニアの少年司法関連施設の一つです。ケニアでは、罪を犯した少年、及び路上生活をしている子どもや虐待を受けた子どもは、一時的にチルドレンリマンドホームに収容されます。ケニアの児童局の調査によると2016年から2019年の過去3年間で15,000人の子どもたちが収容されてきました。そういった子どもたちはリマンドホームでどのような生活を送り、出所後はどのような処遇を受け、更生への道を歩むことになるのでしょうか。今回のミライトークでは、ケニアの未来の国内インターンである仲田が協力隊の時に見たカカメガ・チルドレンリマンドホームの実態の紹介を中心に、ケニアの未来の 橋場がケニアの少年司法制度のについてお話しいたします。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【日時】2022年1月22日(土) 開場 18:50〜(配信開始)・19:00~20:30 Zoomセッション 【場所】オンライン(Zoomによる開催)・1月20日(木)23:59までに下記フォームで参加登録いただいた方に、「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。 【定員】50名 【チケット】・参加券(※当日オンタイムでのご参加)・動画視聴券(※当日ご参加が難しい方、ご自身のお時間がある時にご覧になりたい方にお勧めです。イベント終了後に、視聴いただけるアドレスを送付いたします。そちらからアクセスしご覧ください。) 【料金】500円 【事前申込み】〔Peatixよりお申込・お支払い〕https://peatix.com/event/3131082〔メールまたはMessengerにてお申込・銀行振込でお支払い〕メール:info@kenyanomirai.orgお振込口座:STEP①『お名前・メールアドレス・聞いてみたいこと』を送付くださいSTEP② 下記いずれかの口座宛てにお振込みください○郵便振替で—口座記号番号: 00110-0-264461加入者名: 特定非営利活動法人ケニアの未来○ゆうちょ銀行口座への振り込みで―記号: 10180  番号: 85176781名義: 特定非営利活動法人ケニアの未来*他の金融機関を利用する場合店名: 〇一八(ゼロイチハチ)店番号: 018 普通預金口座番号: 8517678○銀行振り込みで―三菱UFJ銀行 柏支店 普通 0555255名義:特定非営利活動法人ケニアの未来 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄◆スピーカー:橋場 美奈(はしば みな)    特活ケニアの未来設立者。英大学院にて修士号を取得後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア調整員などを経て、2010年、ケニアにてJICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ◆スピーカー:仲田 愛緒美(なかた なおみ)ケニアの未来・国内インターン。2018年10月〜2020年3月まで海外協力隊としてケニア西部の町カカメガのチルドレンリマンドホームにて活動する。現在は日本国内にて保育園に勤めながら、公認心理士の資格取得を目指す。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.スケジュール ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄18:50~:開場・Zoomの使用方法などについて説明19:00~19:10 開会あいさつと登壇者紹介・趣旨説明19:10~19:20 団体紹介19:20~19:50 ケニアのチルドレンリマンドホーム19:50~20:10 ケニアの少年司法制度と法定施設20:10~20:20 質疑応答20:30 配信終了 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆4.配信・主催 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄主催:特定非営利活動法人ケニアの未来Email: info@kenyanomirai.orgHP : https://kenyanomirai.orgFacebook:https://www.facebook.com/kenyanomirai※本告知は、シェア・転送大歓迎です!!

【急募】ケニア派遣・現地業務補佐を募集します!(→募集は締め切りました)

(特活)ケニアの未来では、下記事業に従事していただく現地業務補佐を募集いたします。 ●JICA草の根技術協力事業(支援型)「ケニア共和国マチャコス地方ムワラ県における地域住民による早期妊娠予防活動の実施能力向上事業」現場業務及び総務補佐●子ども及び青年の個別支援事業(教育・職業訓練)の企画・実施●思春期教育事業の企画・実施※上記活動の資金源となるマンスリーサポーター制度の活用・改善にも携わっていただきます。 国際協力、特にアフリカにおける子どもの問題に関心のある方に、ケニアの未来のケニア現地での事業実施を担当していただき、事業の実施・運営にも取り組んでいただきます。途上国での活動・業務実施の経験のある方、子どもの課題に関わりたい方、ぜひご応募ください。 <募集要項> ■募集職種:現地業務補佐■募集人数:1名■業務期間:2022年2月頃〜 原則6ヶ月間(延長可)■勤務地:ケニア・マチャコス■主な業務内容:・プロジェクトマネージャーの補佐・現場事業の調整・記録補佐・ケニアの未来事業の企画・運営・管理・総務、会計事務■要件:20歳以上/要英語力/類似経験不問だが、途上国や外国での活動経験者優遇/事業及び総務業務に主体的に取り組める方/安全対策及び健康面において自己管理ができる方/ケニアの農村部での長期滞在が可能な健康状態の方。志望動機と子どもの保護についての自らの考えをまとめた作文の提出(A4一枚程度)※(特活)ケニアの未来の会員になっていただくことが条件になります。■待遇:・滞在費(食費・出張時宿泊費)補助支給(ビザ代(延長分)含)・宿舎の提供・海外旅行傷害保険への加入※上記以外の諸経費(ケニアまでの旅費、渡航時のビザ、予防接種、業務外の交通・通信費、補助額を超える滞在費など)は全て自己負担■応募方法:以下の書類を作成の上、Eメールにて送付してください。○履歴書(書式自由・写真貼付)*英語力については必ず明記してください。*勤務開始可能時期を記載してください。○課題作文「志望動機と子どもの保護について」(A4一枚程度)■選考方法:書類審査・面接■応募締め切り:2022年1月31日(月)必着※締め切りを待たず、随時書類選考を進めていきます。 ■担当:事務局 田中 友紀TEL:  090-6321-5389E-mail: info@kenyanomirai.org

10/9〜10/10、グローバルフェスタJAPAN2021に出展しました!

2021年10月9日(土)、10日(日)に、国内最大級の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN」が2年ぶりに開催されます! 新型コロナウイルスの感染防止対策を行った上で、リアル(対面形式)とオンライン配信形式を両立したハイブリッド形式での開催となり、ケニアの未来は両ブースにて出展いたします。 ■日時:2021年10月9日(土)~10日(日)10:00~17:00 ■場所:①リアル会場(対面形式):東京国際フォーラム Eホール②オンライン会場:https://gfjapan2021.jp/■入場無料グローバルフェスタJAPAN2021 公式サイト リアル会場の、ケニアの未来ブースでは、ケニアで実施している保護司や児童保護ボランティア活性化事業プロジェクトや、インフォーマルセトルメントにおけるコロナ感染予防活動、若年妊娠を防ぐための思春期教育活動の紹介パネルや写真展示、奨学金支援を行なっている子どもたちのインタビュー映像の上映などを通して、ケニアの脆弱な立場にいる子どもたちの状況や課題などを紹介いたします。 当日は多彩なステージプログラムや体験イベント等予定されており、ぜひ来場、またはオンラインにて、楽しんでいただければと思います。 ※当日は、各出展団体のブースでもスタッフのマスク着用やアルコール消毒の設置などの感染防止対策を行います。※新型コロナウイルスの感染状況によっては、開催方法が変更になる可能性があります。詳細は上記の「グローバルフェスタJAPAN2021公式サイト」をご確認ください。

ミライトークVol.4 9月18日(土)を開催しました!

延期のお知らせをしておりました、ミライトーク Vol.4 『ケニアの未来の現地インターンと考える、「何のための学校?」』の開催日程が決定いたしました。 世界のどの国にもある制度、それは「学校教育制度」。ウガンダでは1997年から、ケニアでは2003年から初等教育無償化が導入され、これまで学費の問題で学校に行くことができなかった子どもたちが一斉に学校に登録し、教室で学ぶことができるようになりました。 その結果、小学校に通う児童の割合が2倍に急増しました。しかしその一方で、学校や教師の数はそれに対応できず、教師1人に対して児童数が100人を超える学級も。 教室を覗いてみると、日本の学校で当たり前に学んでいることが、ウガンダやケニアの学校では教えられていなかったり、逆に、ウガンダやケニアの学校で学んでいることが、日本の学校では教えられていなかったり。また、学校に対する考え方も国それぞれ。 学費の無償化が進んでも学校に来ることができない子どもたち、学校では見えない家庭内虐待や複雑な家庭環境、児童保護ボランティアの存在、1人で教師と保護者の2役をこなす教師の存在について、日本とウガンダで小学校教師として働いた経験、そして現在インターンとして活動しているケニアで出会った中学生たちの話から、それぞれの国における「学校と教師の役割」について、皆さんと一緒に改めて考えていきます。 <開催日時>2021年9月18日(土)時間(Zoomセッション) 再度お手数ですが、参加申込み、是非宜しくお願い致します。 皆様とお会いできることを心より楽しみにしております。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 【日時】2021年9月18日(土)開場 19:20〜(配信開始)・ 19:30〜21:00 Zoomセッション【場所】オンライン(Zoomによる開催)・9月16日(木)23:59までに下記フォームで参加登録いただいた方に、「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。【定員】50名【チケット】・参加券(※当日オンタイムでのご参加)・動画視聴券(※当日ご参加が難しい方、ご自身のお時間がある時にご覧になりたい方にお勧めです。イベント終了後に、視聴いただけるアドレスを送付いたします。そちらからアクセスしご覧ください。)【料金】各500円【事前申込み】〔Peatixよりお申込・お支払い〕https://peatix.com/event/2901857/view〔メールまたはMessengerにてお申込・銀行振込でお支払い〕メール:info@kenyanomirai.orgSTEP①『お名前・メールアドレス・聞いてみたいこと』を送付くださいSTEP② 下記いずれかの口座宛てにお振込みくださいお振込口座:○郵便振替で—口座記号番号: 00110-0-264461加入者名: 特定非営利活動法人ケニアの未来○ゆうちょ銀行口座への振り込みで―記号: 10180  番号: 85176781名義: 特定非営利活動法人ケニアの未来*他の金融機関を利用する場合店名: 〇一八(ゼロイチハチ)  店番号: 018普通預金口座番号: 8517678○銀行振り込みで―三菱UFJ銀行 柏支店 普通 0555255名義:特定非営利活動法人ケニアの未来※当オンラインイベントチケットの収益はケニアの未来の活動・運営に充てられます。┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆スピーカー:橋場美奈(はしば みな)  特活ケニアの未来設立者。英大学院にて修士号を取得後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア調整員などを経て、2010年、ケニアにてJICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ◆スピーカー:山口真緒(やまぐち まお)3代目ケニアの未来現地インターン。大学にて発展途上国の教育について学び、教育大学大学院にて小学校教員専修免許取得後、大阪府堺市の小学校で2年間教諭として勤務。2015年より独立行政法人国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊として2年間ウガンダの小学校で体育・音楽を中心に指導。帰国後、日本体育大学にて特別研究員としてウガンダの小学校体育指導資料策定支援事業に従事。2021年9月より英国大学院の修士課程で国際開発教育について研究予定。 ◆スピーカー:Benie Kandali Mulonzya (ベニ カンダリ ムロンジャ)ケニアの未来のフィールドアシスタント。ケニア、キトゥイカウンティ・ムインギ県出身。2018年からケニアの未来のフィールドアシスタントを3年務めている。ケニアの未来の前は、2001年からCanDoという日本のNGOでおよそ18年働いており、マチャコスカウンティとキトゥイカウンティで活動していた。コミュニティメンバーとの対話・情報収集が得意。「私はこの仕事が好きです。色々なプロジェクトを経験してきました。よろしくお願いします。」 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.スケジュール ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄スケジュール19:20~:開場・Zoomの使用方法などについて説明19:30~19:40 開会あいさつと登壇者紹介・趣旨説明19:40~19:50 団体紹介とインターン制度について19:50~20:10 ケニアの未来現地インターンと考える「何のための学校?」20:10~20:30 クロストーク20:30~21:45 質疑応答21:45〜21:55 ケニアの未来の活動説明21:55〜21:00 次回告知21:00 配信終了 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆4.配信・主催 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄主催:特定非営利活動法人ケニアの未来Email: info@kenyanomirai.orgHP : https://kenyanomirai.orgFacebook:https://www.facebook.com/kenyanomirai※本告知は、シェア・転送大歓迎です!!

【募集】ケニア派遣・現地業務補佐を募集します!(21/9/15〆切)

(特活)ケニアの未来では、下記事業に従事していただく現地業務補佐を募集いたします。 ●JICA草の根技術協力事業(支援型)「ケニア共和国マチャコス地方ムワラ県における地域住民による早期妊娠予防活動の実施能力向上事業」現場業務及び総務補佐●子ども及び青年の個別支援事業(教育・職業訓練)の企画・実施●思春期教育事業の企画・実施※上記活動の資金源となるマンスリーサポーター制度の活用・改善にも携わっていただきます。 国際協力、特にアフリカにおける子どもの問題に関心のある方に、ケニアの未来のケニア現地での事業実施を担当していただき、事業の実施・運営にも取り組んでいただきます。途上国での活動・業務実施の経験のある方、子どもの課題に関わりたい方、ぜひご応募ください。 <募集要項>■募集職種:現地業務補佐■募集人数:1名■業務期間:2021年10月頃〜 原則6ヶ月間(延長可)■勤務地:ケニア・マチャコス■主な業務内容:・プロジェクトマネージャーの補佐・現場事業の調整・記録補佐・ケニアの未来事業の企画・運営・管理・総務、会計事務■要件:20歳以上/要英語力/類似経験不問だが、途上国や外国での活動経験者優遇/主体的に業務に取り組める方ケニアの農村部での長期滞在が可能な健康状態の方。志望動機と子どもの保護についての自らの考えをまとめた作文の提出(A4一枚程度)※(特活)ケニアの未来の会員になっていただくことが条件になります。■待遇:・滞在費(食費・出張時宿泊費)補助支給(ビザ代含)・宿舎の提供・海外旅行傷害保険への加入※ 上記以外の諸経費(ケニアまでの旅費、予防接種、業務外の交通・通信費、補助額を超える滞在費など)は全て自己負担■応募方法:以下の書類を作成の上、Eメールにて送付してください。○履歴書(書式自由・写真貼付)*英語力については必ず明記してください。*勤務開始可能時期を記載してください。○課題作文「志望動機と子どもの保護について」(A4一枚程度)■選考方法:書類審査・面接■応募締め切り:2021年9月15日(水)必着※締め切りを待たず、随時書類選考を進めていきます。 ■担当:事務局 田中 友紀TEL:  090-6321-5389E-mail: info@kenyanomirai.org

2021/5/9【Zoom Session】ミライトークvol.3 ケニア人青年活動家×ケニアの未来トークイベントを開催しました!

急速な経済成長に伴って、多くの途上国では雇用機会の創出が課題となっています。ILOの推計によると、世界の失業率に大きな改善は期待できず、また70%以上の人が非正規雇用で働くとされています。ケニアにおいても、労働者の殆どが非正規雇用として就労しており、国の調査によると、特に20-24歳の4人に1人が就労・就学をしていない状況にあるとされています。高校や専門学校を卒業後の就労機会も非常に限られており、このような状況は非行や薬物といったリスクを高めることにも繋がっています。 第3回のミライトークでは、このようなケニアの若者の現状を変えるべく、地元ケニアで活動を行っているKithinji Kinyua氏よりお話を伺います。Kinyua氏は、ケニアの一般農村家庭に生まれ育ちながらも自ら留学チャンスを掴み、約10年前に来日されました。現在は、日本の大学院で開発学の研究を行う傍ら、自身が様々な困難を乗り越えてきた経験を活かし、地元ケニアのエンブ郡にて「どのようにチャンスを掴み、道を開くのか」についてコーチングを通した若者支援を行っています。現地で生まれ育ったケニア人の視点から、若者のリアルな現状や支援の状況をお伝えします。若者の未来を作るために‟本当に必要な取り組みは何か?”を、一緒に考えてみませんか? ┏━━━━━━━━━━━━┓◆1.概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【日時】2021年5月9日(日) 開場(配信開始)19:20・19:30~21:00 Zoomセッション 【場所】オンライン(Zoomによる開催)・5月7日(金)23:59までに下記フォームで参加登録いただいた方に、「ケニアの未来」よりZoomのURL・ID・パスワードをお送りします。・セキュリティの都合上、パスワードは外部に漏らさないようにお願いします。 【定員】50名 【チケット】・参加券(※当日オンタイムでのご参加)・動画視聴券(※当日ご参加が難しい方、ご自身のお時間がある時にご覧になりたい方にお勧めです。イベント終了後に、視聴いただけるアドレスを送付いたします。そちらからアクセスしご覧ください。) 【料金】各500円 【事前申込み】〔Peatixよりお申込・お支払い〕https://peatix.com/event/1892919/view〔メールまたはMessengerにてお申込・銀行振込でお支払い〕メール:info@kenyanomirai.orgお振込口座:STEP①『お名前・メールアドレス・聞いてみたいこと』を送付くださいSTEP② 下記いずれかの口座宛てにお振込みください○郵便振替で—口座記号番号: 00110-0-264461加入者名: 特定非営利活動法人ケニアの未来○ゆうちょ銀行口座への振り込みで―記号: 10180  番号: 85176781名義: 特定非営利活動法人ケニアの未来*他の金融機関を利用する場合店名: 〇一八(ゼロイチハチ)  店番号: 018普通預金口座番号: 8517678○銀行振り込みで―三菱UFJ銀行 柏支店 普通 0555255名義:特定非営利活動法人ケニアの未来 ※当オンラインイベントチケットの収益はKinyua氏の活動・運営に充てられます。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆2.登壇者紹介 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ◆スピーカー:橋場美奈(はしば みな)  特活ケニアの未来設立者。英大学院にて修士号を取得後、タンザニア青年海外協力隊員、特活アフリカ日本協議会スタッフ、特活アフリカ地域開発市民の会のケニア調整員などを経て、2010年、ケニアにてJICA少年保護関連職員能力向上プロジェクトの運営に従事。この事業を通じてケニアの非行少年の問題と出会い、少年には社会内処遇の実現と非行・犯罪の予防活動が重要と考えるようになる。2013年に同JICAプロジェクト終了後、2014年に特定非営利活動法人ケニアの未来の前身となるケニアの未来プロジェクトを設立。2000年にケニア初渡航。2006年よりケニア在住。 ◆ゲスト:Kithinji Kinyua(キチンジ キニュア)ケニアにあるナザリン大学に在学中、奨学金を得て日本の大学に留学。以来、約10年間日本に在住している。現在は、東京基督教大学と上智大学大学院にて教養教育の研究を行う傍ら、アフリカ政治の講義等を担当している。自己資金でケニア農村部における若者対象のコーチングプロジェクトを立ち上げ、就職や起業に向けた支援を行っている。若い世代が夢を持ち、新しい未来を創ることができるような支援を目指している。 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆3.スケジュール ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄19:20~:開場・Zoomの使用方法などについて説明19:30~19:40 開会あいさつと登壇者紹介・趣旨説明19:40~19:50 団体紹介19:50~20:20 ケニアの青少年を取り巻く環境、現在の課題20:20~20:40 クロストーク20:40~21:00 質疑応答21:00 配信終了 ┏━━━━━━━━━━━━┓◆4.配信・主催 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄主催:特定非営利活動法人ケニアの未来Email: info@kenyanomirai.orgHP : https://kenyanomirai.orgFacebook:https://www.facebook.com/kenyanomirai ※本告知は、シェア・転送大歓迎です!!

中島のケニアインタビュー!!第二回!

こんにちは!ケニアの未来インターンの中島です!前回予告したとおり、今回はケニアの未来の設立者・事業総括の橋場さんにインタビューをしました!「最近のケニアの動向」から、橋場さんがケニアの未来を立ち上げた経緯、これからのケニアの未来について語っていただきました! 中島:今回はよろしくお願いいたします。 橋場さん:はい、よろしくお願いします。 中島:ではさっそく、橋場さんは2か月半、一時帰国していらっしゃいましたが、2020年12月にまたケニアに戻りましたよね?そこで2か月半前と変わったことなどはありましたか? 橋場さん:ありました。感染者数は増えていたけれど、経済は戻ってきているように感じました。4月~7月の都市封鎖があった時はケニア全体がシーンとして、人々が家に閉じこもっていたのですが、それからは徐々に戻ってきていて、経済活動も今まで通りになってきていました。さらに、お店やバーなどもあいていて、制限はあるけどみんな遊びにいったり、外食していました。 中島:なるほど、感染者数は増えたけど人々の生活は少しづつ普通に戻ってきていたんですね。一番大変だった4月~7月ごろはどんな感じだったんですか? 橋場さん:ナイロビ(首都)とモンバサ(沿岸部にある第二の都市)で感染者数がすごく増えていました。なので、まずナイロビの都市封鎖が行われました。それが、ナイロビだけではなくて、ナイロビとナイロビの周辺地域をナイロビ首都圏として、そこから外には出られないし入ってこれないようにしていました。なので、個人営業の商売が落ち込んでた感じでしたね。 中島:あまり想像がつかないんですが、封鎖されたっていうのは例えば町と町をまたぐような場所に警察がいて検問をしているみたいなイメージでしょうか? 橋場さん:そんな感じです。本当にどうしても行き来しなければならない人達以外は通してもらえない状況でした。例えば、病院関係の人や物流を担っている人だけ通過できるライセンスをもっていて、国境のような感じで、ボーダーができていました。 中島:かなり厳しく感じますね。夜も外出禁止だったんでしょうか? 橋場さん:そうですね。それは今でもやっています。夜の外出禁止令は時間帯が変わるんですよ。今(2020年12月)は夜の10:00から朝の4:00までは出てはいけないときまっています。でも、例外もあって、例えば私がケニアに戻ってきた便は深夜につく便だったのですが、朝4:00まで空港で待ってなきゃいけないのかなと思っていたのですが、空港から出るタクシーのドライバーはライセンスを持っていたので、深夜の1時くらいに家に帰ることができました。なので、そういう特殊な仕事の人は動けるのですが、基本的には決められた時間以外は出てはいけないことになっています。夜間外出禁止令というのは、3月に感染者が初めて見つかってすぐごろからずっと施行されていて、時々時間帯が変わっています。 中島:それでは次は、子どもたちの話を聞いていきます。ケニアでは2020年3月から学校をすべて閉校したという話を聞いたのですが、一方で10月から再開していたという話も聞きました。どのような状況だったのでしょうか? 橋場さん:10月からは、小学校(プライマリースクール)の4年生と8年生と中学校(セカンダリースクール)の4年生という全国統一試験がある3学年だけに限って学校に通っていました。でも、ほかの学年の子はずっと家にいて、通学はしていませんでした。(ケニアの小学校は8年制、中学校は4年制です) 中島:全国統一試験とは何でしょうか? 橋場さん:全国統一試験はかなり重要な試験で、センター試験のようなものです。ケニア人が最も重要視していることの一つで、小学校の場合は500点満点で点数によって行ける中学校が変わります。また、中学校の場合は、ABCDEで成績を決められて、Eは落第で、Dだと大学には行けません。Cからはマイナス、フラット、プラスがあって、Aは本当になかなかとれません。ケニアって昔に比べて大学もすごく多くなっていて、だけどやはりCぐらいをとっていないとあまりよくないといわれる大学にすら行くことはできないですね。また、就職の面接の時も、ケニア人は履歴書だけじゃなくて、全国統一試験の成績証明書を持ってくるんですけど、小学校の方も持ってきます。その成績の証明書によってこの人は学力があるかないかで判断するので、とっても大事なものです。そのために、全国統一試験を受ける子たちだけは特別に再開している状況です。ケニアは近年学校の長期休暇がすごく長くて、11月と12月は2ヶ月間休みなのですが、2020年は小学4年生と小学8年生と中学4年生の子たちはクリスマスぎりぎりまで勉強していました。 中島:なるほど、ケニア人にとっては全国統一試験はそれほど重要なものなんですね。今は学校での子どもたちの話でしたが、学校以外でコロナウイルスによって青年や少年たちくらいの年齢の子たちに影響を与えたことはどういうのがありますか。 橋場さん:やはり、一番に影響を受けたのは環境がいい所に住んでいない子どもたちだと思います。例えば、ドラックが蔓延していたり、性的な虐待や犯罪が多い環境にいて、学校でしか勉強することができなかった子たちにとっては勉強する唯一の場所を奪われたことになります。また、特に全寮制の学校に通っていて、そういう環境から離れて勉強に専念することができていた子どもたちにとっても、そういう環境に戻って、いつ学校が開くか分からない中、外に出ずに閉じこもっていなければいけなかったので、影響を受けた子どもたちはすごく多かったと思います。 中島:先ほどからよくお話に出てきますが、全寮制の学校に行っている子たちってケニアでは多いんですか。 橋場さん:多いです。全寮制のほうがもともと多くて、昔は中学校に行ける子は限られていたので、みんな全寮制のところに行っていました。でも、最近はどの子でも行けるような通学制の学校が中学校もどんどん増えてきています。お金が無くても、家から通って学費もランチ代くらいのところが結構できてきています。 中島:なるほど。昔は全寮制のほうが多かったけど、お金がない子たちでも行けるように通学制の学校も増えてきているんですね。今、お話の中で家の環境があまり良くない子たちも、全寮制のところに通っている子がいるとおっしゃっていましたが、私のイメージでは全寮制に通う子はお金がある子とか、親が教育にお金を出せるような人っていうイメージがあるんですが、そういう子じゃなくても全寮制の学校に通えるんですか? 橋場さん:そういうこともありますね。たしかに寮費がかかるので普通の通学制よりは高いです。ただ、特別お金持ちの家の子ではない子たちも行っていますし、教育にお金をかけて、いい環境で勉強させたいというふうに考える親はケニアでは多いです。お金が無くても親がなんとかするか、親戚一同でお金を出し合うという例もあります。あとはやっぱり、ケニア人同士で、勉強のできる子をサポートしている例は多いですね。例えば、貧しくて学校に行けず勉強できない環境にいるけれど、すごく頭のいい子がいたとしたら、近所の人達でも学費をサポートします。なので、割と教育に関するお金の問題はそんなに大きなものではなかったりしますね。もちろん、ものすごい学費が高いとこもあるので、そういうのはほんとにお金持ちが行くんですが、そうじゃない全寮制もたくさんあると思います。 中島:日本みたいな奨学金制度ではなく、家で親戚から集めたり、近所からお金を頂いたりというほうが多いんですか? 橋場さん:奨学金制度とかもありますが、みんなが応募するので倍率が高くなり、難しいですね。なので、色んな人が個人でもサポートしています。ケニアの未来もサポートしてます。 中島:では、次は前回の内容にうつります。前回はケニアの未来をつくった経緯をお話されていたので、もう一度そのお話について詳しく聞いていきたいと思います。まず、アフリカに関わることになったきっかけはなんですか? 橋場さん:私は最初にケニアに来たのが2000年です。もともと大学で開発経済学を学んでいて、開発途上国には関心がありました。でも、あのころは、経済の指標だけで見ると、どちらかというとアジアは発展しつつあって、アフリカは取り残されていた状況でした。同時に90年代だったので、ルワンダの大虐殺やアフリカの国々で民族対立とか、紛争とか結構あったころでした。なので、そういう1番大変なところがどういうところなのかなっていう関心を学生の頃から持っていて、そこで、アフリカ地域開発市民の会(CanDo)というNPO法人でインターンをすることになりました。なので、初めてケニアに来た時から開発プロジェクトに関わっていました。旅行とかでケニアに来て文化に魅了されたとかそういう入り方ではなかったですね。 中島:今、CanDoっていう団体さんのお話がでたんですが、そこではどのようなことをされていたんですか。 橋場さん:そこでは、ケニアの中でもすごく貧しい場所で事業をしていました。ケニアには、砂漠のような乾燥・半乾燥地帯という地域があって、乾燥地帯は人が住めないようなところとか、遊牧で住んでいるようなところなんですが、そこに近い半乾燥地帯の、キトゥイのムインギ県という地域で活動していました。事業は、住民参加で学校を建てたり、人々の暮らしや今後の将来にとって大事な教育、保健の分野を住民参加で改善していました。例えば、小学校の教室の建設とか、補修、リノベーションですね。それを、日本の団体が資材を出して、全部作ってあげるのではなくて、住民が現地調達できるものを集めて作っていました。とはいえ、貧しい農村ですので、保護者にはお金はなかったので、お金がかかる建設資材は日本の団体であるCan Doが援助するという形をとっていました。でも、プロジェクトをやるうえでの決定事項は全部現地住民との話し合いで彼らが決定をしていました。保健についても、徐々にHIV感染者が増えてきていたので、HIV感染予防や基礎保健や母子保健についての研修をお母さん達に行っていました。とにかく、現地に住む住民が参加するということを大事にする事業をしていました。 中島:そこで学んだこととか現在にいかされていることはありますか? 橋場さん:地域社会の開発プロジェクト運営や考え方ですね。彼らが主体でやることが一番大切だということを学びました。それから、プロジェクトを行う時のケニア政府への手続きやビザ、銀行などのお金周りのような総務についても学びました。 中島:それを辞められて、今のケニアの未来をたちあげたということですか。 橋場さん:そうですね。最初の渡航後に留学して、JICA青年海外協力隊に行って、またちょっと別のNGOで活動して、もう1回現場でちゃんとやりたいと考えて、CanDoでケニアに戻りました。その時、CanDoで大きな事業に関わって、3年くらいケニアに駐在して一通り経験しました。その後、同じく国際協力関係の仕事を探した時に、たまたま同じケニアで少年司法関連の事業をJICAがやっていたのでそのプロジェクトに参加しました。そのプロジェクトは4年間で少年司法関連の行政機関のケニア人たちに対しての研修プログラムをつくる事業でした。CanDoの時は一般的な学校への支援だったので、特殊な子どもたちの問題をそこで初めて知りました。そのプロジェクトの時、私はケニアの児童局という、非行少年や虐待されている子、捨てられた子、孤児たちのことを広く管轄している部署の本部にいました。そこでは、ケニア人のオフィサーたちに囲まれての仕事でした。でも、子どもたちは家庭の中で虐待を受けてたり、家庭で育児放棄にあってたりして、フラフラしているうちに非行に走ってしまう子が多く、やっぱりもう1回現場に戻って、現場で子どもたちの支援をしたいと思ったので、ケニアの未来を設立しました。 中島:それでは、今は経緯のお話だったのですが、現在はケニアの未来として、どういう活動をされているんですか。 橋場さん:今この時点(2020年12月)では、JICAの保護司の事業が終わって、今はコロナウイルスの状況にもよりますが、来年(2021年)の4月以降に女児の早期妊娠予防のための事業を始める予定です。それも保護司事業を行ったところと同じ、ケニアのマチャコスの中にあるムワラという地域で、ボランティアの人達に対して、性犯罪や子どもの発達、早期妊娠の課題について包括的に学ぶ研修をして、その人たちがコミュニティでの早期妊娠の問題を予防していくことを目的に人材育成をするプロジェクトを計画してます。 中島:そういう活動を今もずっと続けていらっしゃる中で、さっきもお話に出ていましたが、どういうことを大切にしたり、気をつけて活動していらっしゃいますか。 橋場さん:まず、子どもの問題ってケニアではすごく多いです。たぶん少年司法制度に関わってくるような、捕まるほどのことをするような子やストリートチルドレンになってしまう子どもたちの問題は氷山の一角で、それよりもっと前の段階でそのような状況に陥りそうなリスクがある子はすごくいっぱいいると思っています。なので、外国人で孤児院をやっている方はいるんですが、もうちょっとケニア人でなんとかできないのって私は思っています。なので、ケニア人が子どもを守ったり、子どもに寄り添ったりして、外国人だけの支援に頼らないようにできるよう努力しています。 中島:それでは最後に、団体名の「ケニアの未来」にちなんで、橋場さんはケニアの未来、ケニア人たちの未来に対してどういう思いを持っていらっしゃるのでしょうか? 橋場さん:ケニア人たちの未来、そうですね。今は福祉の事業や一番大変な環境にいる子どもたちに対する活動をしているのですが、その事業以外でもやっぱり全体的にケニアには問題はあると思います。例えば、私がケニアでケニア人とかかわっていると、自分たちさえよければいいと考えている人が多いと感じます。もちろん日本でも、どの国でもまずは自分が大事という人は多いとは思いますが、ケニア人の間のこれだけの格差をみるとそれをさらに強く感じます。例えば、日本の高度経済成長期のような全体的に社会を底上げするような時代がケニアにはなかったので、勉強していいポジションにつけた人はそのあとは個人の利益を追求しているように見えます。今のケニアは、私が初めて来たときよりケニア人のお金持ちの数は増えて、海外に出て仕事をする人からの送金などで裕福な家庭もあります。しかし、そういう人たちはどんどん裕福になっていくのですが、彼らは、ケニア内部の社会の問題に関わって何とかしようとする人は少ないように見える。全国統一試験のようなアカデミックな部分は大切にするのに、みんなで社会を良くしていきましょうという価値の教育はどうなっているのかなという感じがします。それで結局、ケニア人と話していると「お金がないからケニアはよくならない」というお金の話になるのですが、膨大な予算がなくても人助けや社会の問題を改善しようとすることはできると思います。他にも、ケニアより不正が日常レベルで少ない海外の方が自分のパフォーマンスを発揮しやすいし、評価されやすいので、ケニアの優秀な人たちは海外に出てしまうことが多いのも問題だと思います。例えば、この間、日本に留学して現在日本で働いている若いケニア人と話したのですが、彼は優秀で公立の中学校をでたんですが、その学校のトップ20に入っていた子たちは今みんな海外にいるらしいです。ケニア人は英語ができるし、器用で適応能力が高いので優秀な人は高校まではケニアで勉強して、大学はイギリスやアメリカに出ていってしまいます。やっぱり、不正や汚職が多く、力を発揮できる機会が少ない。ここが問題だと思っています。 中島:ありがとうございます。では、先ほどはケニアに対してだったんですけど、「ケニアの未来」に対して将来的に、目標や夢はどう考えていらっしゃるのですか。 橋場さん:現在は人材育成や、コミュニティに自分たちから入っていって、コミュニティの人たちにアプローチしているのですが、やっぱり、そのコミュニティの中で居場所がない子どもたちも多いのかなって思っています。例えば、失業率が高く、仕事自体も少ないんですよね。なので、時間を持て余している青少年が多くて、彼らはコミュニティの中で仕事や居場所を見つけられず、薬物に走ってしまうこともあるので、コミュニティの中で居場所を作ってあげたいなと思います。そういう予防と同時に、薬物依存になってしまった子たちへのカウンセリングやリハビリもできればしたいです。ニーズが高いので。それから、子どもたちがスポーツや読書などの何かポジティブなことをできる場所や施設を作りたいです。さらに、さっき話した、自分たちで社会を良くしていこうという考え方ができるようになるプログラムもしたいと思っています。そういう事がもしできるのだったら、やりたいなっていうのは、夢としてあります。 今回は橋場さんにいろいろとお聞きしていきました!なかでも、橋場さんの思うこれからのケニアの未来のかたちについての話はとても面白かったです!